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インテル元CEOゲルシンガー、光チップでムーアの法則を再点火へ

テクノロジー
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インテル元CEOのパット・ゲルシンガー氏が退任後、ベンチャーキャピタリストとして次世代半導体の開発支援に乗り出している。WIRED.jpのインタビューによると、ゲルシンガー氏が注目しているのは「光」を使ったチップ技術。停滞が指摘されるムーアの法則の復活を視野に、AIを支えるエネルギー問題や規制のあり方についても持論を展開している。インテルのトップとして半導体業界を牽引してきた人物が、退任後も最前線に関わり続ける姿勢を明確にした格好だ。

ゲルシンガー氏といえば、インテルの製造回帰戦略「IDM 2.0」を掲げて復帰し、鳴り物入りで改革を進めたものの、業績不振を受けて2024年末に退任という経緯がある。そのトップが退任からほどなく、今度はVCとして半導体スタートアップ支援に回るというのは、業界の文脈を知っている人間からすると「やっぱりそこに戻ってくるか」という感想になる。

ムーアの法則、つまり集積回路のトランジスタ数がおおよそ2年ごとに倍増するという経験則は、ここ数年で明らかに踊り場を迎えている。微細化の物理的限界に近づくなか、各社がチップレット構造や3次元積層などで「面的な拡張」に活路を求めてきたのは周知のとおりだ。そこへ「光(フォトニクス)」という軸が加わる。電気信号ではなく光信号でデータを処理・転送することで、速度・消費電力の両面でブレークスルーが期待される技術で、業界では「シリコンフォトニクス」として研究開発が進んでいると言われる。

【編集部補足】光チップ・シリコンフォトニクスは、一般にデータセンター間の光通信から、チップ内部の光インターコネクトへと応用範囲を広げる方向で議論されることが多い。ただし、量産コストや製造プロセスへの統合という点では依然ハードルが高いとも言われており、「研究段階の有望技術」から「量産品」への距離感は、今この瞬間も各社が格闘中というのが正直なところだ。

ゲルシンガー氏がVC側に回ることの意味合いも考えてみたい。巨大企業のCEOとしてではなく、アーリーステージのスタートアップに資金と人脈を流し込む立場になることで、インテルという組織の制約なしに複数の技術ベットを同時に張れる。半導体という「金と時間がかかる」領域では、業界経験豊富な目利きの存在がスタートアップの生存率に直結するとも言われる。

AI規制とエネルギー問題に言及している点も見逃せない。AIが消費する電力は、データセンターの電力需要という形で現実の制約になりつつある。光技術がその「電力の壁」に対する一つの回答になり得るかどうかが、ゲルシンガー氏が光チップに着目する動機の一端にあるのかもしれない。インタビューの全文は元記事で確認してほしいが、退任後もこの人物が業界の論点のど真ん中にいることだけは確かなようだ。

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出典:インテル元CEOゲルシンガー、光チップでムーアの法則を再点火へ

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