Alphabet傘下の自動運転企業Waymoは、招待制の月額サブスクリプション「Waymo Premier」を発表した。月額29.99ドルで、優先配車・10%のキャッシュバック・乗車キャンセルの無料化といった特典を提供する。まずサンフランシスコなど一部ユーザーへの提供からスタートし、順次対象を拡大していく方針だ。
ロボタクシーサービスに「サブスク課金」が組み合わさったのは、ビジネスモデルとしてなかなか興味深い動きです。
月額29.99ドルという価格設定を見ると、Waymoが単なる「乗るたびに払う」配車サービスから、ユーザーをロックインする定額モデルへとシフトしようとしている意図が透けて見えます。優先配車・10%キャッシュバック・キャンセル無料というパッケージは、日常的にWaymoを使う通勤ユーザーにとって月額分を回収しやすい設計になっており、ヘビーユーザーの囲い込みを狙った構造です。
招待制という点も見逃せないポイントで、一気に開放して需給バランスが崩れるリスクを避けつつ、「優先配車」という特典の価値を実質的に担保するための仕組みとも読めます。全員に優先権を与えても優先権にならない、という当たり前の問題を、招待制で人数をコントロールすることで解決しているわけです。
【編集部補足】
一般論として、配車サービスのサブスク化は「アクティブユーザーほど得をする設計」で解約率を下げる効果があると言われます。Waymoがこのモデルを本格展開できるかどうかは、運行エリアの拡大ペースと実際の車両供給量にかかっており、サブスクを売っても肝心の車が来なければ特典が絵に描いた餅になります。今回がサンフランシスコなど一部エリア限定スタートである以上、全国規模での実用性を判断するにはもう少し様子を見る段階と言えそうです。
ショッピング(広告)
気になる商品があれば、以下のショッピングサイトから探せます。




