PR

銀河の中心を外れて星を喰らう「はぐれ超大質量ブラックホール」が発見される

テクノロジー
本ページはアフィリエイト広告を利用しています

地球から約6億光年離れた銀河で、星を引き裂いて飲み込む「はぐれ超大質量ブラックホール」が発見されました。このブラックホールが特異なのは、銀河の中心核に鎮座しているのではなく、すでに巨大なブラックホールを中心に持つ銀河の内部を動き回っているという点です。つまり、ひとつの銀河にブラックホールがふたつ存在しているような状況です。星を飲み込む現象は「潮汐破壊現象(TDE)」と呼ばれ、ブラックホールの存在を間接的に観測する手がかりとなります。今回はそのTDEが銀河中心から外れた位置で検出されたことで、このはぐれ者の存在が明らかになりました。

宇宙ニュースの中でも、今回の発見はだいぶ異色です。ブラックホールといえば「銀河の中心に鎮座する支配者」というイメージが強いのですが、今回見つかったのはその常識をはみ出した存在。銀河の中を漂いながら、出くわした星をつまみ食いしていく様子は、まるで宇宙規模のゲリラのようです。

天文学的に面白いのは、この発見が「潮汐破壊現象(TDE)」の観測位置のズレから導き出された点です。TDE自体は、ブラックホールが近傍の星を重力で引き裂く際に生じる強烈な光のフラッシュで、近年の観測技術の進歩によって検出事例が増えてきています。しかし今回は、そのTDEが銀河の中心ではなく、明らかにオフセットした位置で起きていたことが「銀河中心にいないブラックホール」の証拠となりました。

【編集部補足】銀河の中心から外れた超大質量ブラックホールが存在するシナリオとしては、銀河同士の合体(マージャー)の際に重力波の反動でブラックホールが弾き飛ばされる「重力波リコイル」仮説や、過去に吸収された小銀河の中心核がそのまま残存しているケースなどが天文学的に議論されています。今回の発見がどちらのシナリオに当てはまるかは、元記事の段階では明示されていません。

一般読者にとって「6億光年先の話」は日常とかけ離れているように思えますが、このような観測が積み重なることで、銀河の形成史や超大質量ブラックホールの成長過程の理解が更新されていきます。宇宙の成り立ちを探る上で、地道だけれど確実に重要なピースです。

ガジェット・IT文脈から少し離れた純粋な宇宙科学ニュースではありますが、「観測技術がここまで来た」という意味ではテクノロジーの進歩の話でもあります。やっぱり宇宙はスケールが違いますね。

ショッピング(広告)

気になる商品があれば、以下のショッピングサイトから探せます。

Amazon

楽天市場

Yahoo!ショッピング

出典:銀河の中心を外れて星を喰らう「はぐれ超大質量ブラックホール」が発見される

タイトルとURLをコピーしました