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ニューオーリンズの民家の庭で発掘、約1900年前の古代ローマ水兵の墓碑と判明

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アメリカ・ニューオーリンズの民家の庭で発見されたラテン語碑文入りの大理石板が、約1900年前に作られた古代ローマ帝国海軍の水兵「セクストゥス・コンゲニウス・ウェルス」を記念する墓碑だったことが明らかになりました。アメリカの一般家庭の庭に、ローマ帝国時代の本物の石碑が眠っていたという驚きの発見です。

ガジェット・ITメディアらしからぬネタに見えるかもしれませんが、「どうやってローマ時代の墓碑がアメリカの民家の庭に辿り着いたのか」という経路の謎は、文化財の流通・所有権・返還をめぐる議論と直結していて、現代的な問題としても読み応えがあります。

まず純粋に「モノとしての来歴」が謎です。ローマ帝国の海軍水兵の墓碑がイタリア半島ないし地中海沿岸で作られ、そこからどういうルートでニューオーリンズの民家の庭まで流れ着いたのか。元記事の抜粋からは詳しい経緯は読み取れませんが、欧州の骨董市場や植民地時代の収集家を介した流通経路が絡んでいる可能性は、一般論として考えられます。ニューオーリンズはフランス・スペイン植民地時代の歴史が深く、ヨーロッパ文化財との接点が他の北米都市より多い土地柄でもあります。ただしこれは編集部の見立てであり、原文に根拠があるわけではありません。

【編集部補足】
古代ローマの石碑や墓碑は、19世紀から20世紀にかけてのヨーロッパ上流階級の「グランドツアー」や骨董収集ブームを経て、合法・非合法を問わずさまざまなルートで世界各地に散逸したと言われます。近年はユネスコ条約や各国の文化財返還交渉の枠組みが整いつつある一方、数百年前に「合法的に」購入された品の帰属をどう扱うかは未解決の議論が続いています。今回の発見が今後どう扱われるか、研究機関への移管や本国への返還議論に発展するかどうかは注目点と言えるでしょう。

また「ラテン語碑文の解読によって水兵の名前まで特定できた」という点も、デジタル時代の碑文研究の蓄積が生きているポイントです。ラテン語碑文のデータベース化と照合技術が進んでいるおかげで、こうした「庭で見つかった石板」の正体を比較的短期間で特定できるようになっています。1900年前の個人の名前が現代に蘇る、というのはなかなかに感慨深い話です。

ガジェット的な「買うべきか」判断とは無縁の話題ですが、文化財の来歴調査・デジタルアーカイブの実用価値を改めて実感させてくれるニュースとして、記録しておく価値はあると思っています。

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出典:ニューオーリンズの民家の庭で発掘、約1900年前の古代ローマ水兵の墓碑と判明

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