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英政府の意見公募12万件、76%がボット偽回答と判明——電子たばこ規制を狙い打ちか

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イギリス政府が2023年に実施した意見公募で、寄せられた約12万件の回答のうち76%がボットによる不正な回答だったことが判明しました。偽の回答のほぼすべてが使い捨て電子たばこの規制に反対する内容で、国民の声を装って政策決定に影響を与えようとした可能性が指摘されています。特定の政策課題に的を絞ったボット投稿が、民主的な意見収集プロセスを大規模に歪めようとした疑いが持たれており、オンライン公募の信頼性そのものが問われる事案となっています。

数字がだいぶエグいです。12万件という規模自体、市民が活発に声を上げたように見える。けれどその4分の3超がボットだったとすれば、残った「本物」の声はわずか3万件弱ということになります。政策担当者がボット分を除外せずに集計すれば、実際の民意とはまったく異なる方向に施策が引っ張られかねない。

今回の件で特筆すべきは、対象が「電子たばこの規制」という具体的な政策課題に絞られていた点です。漠然としたスパムではなく、規制阻止というゴールに向けて組織的に投入された疑いがある。つまり偶発的な荒らしではなく、何らかの利害関係者が意図をもって仕掛けた可能性が高い、と読み取れます。原文はその背後関係を断定していませんが、ほぼすべての偽回答が「規制反対」の一色に染まっていたという事実は、偶然の一致とは考えにくい。

オンライン公募の構造的な弱さ

政府や自治体が意見公募をウェブで受け付ける仕組みは、参加のハードルを下げるという意味では民主主義の拡張として評価されてきました。ところが同時に、自動化ツールさえあれば「民意」を量産できる抜け穴でもある。

【編集部補足】一般論として、こうした意見公募フォームはメールアドレスの認証程度を行う場合が多く、使い捨てアドレスや自動生成アカウントを大量に用意すれば投稿の水増しは技術的にそれほど難しくないと言われています。今回の規模──全体の76%──を見ると、検知・除外の仕組みが後手に回った可能性も否めません。

対策としてはCAPTCHAの強化、提出者の身元確認の厳格化、提出内容の統計的異常検知など複数の層が考えられますが、いずれも「参加のしやすさ」とのトレードオフになります。セキュリティを厚くすれば本物の声も拾いにくくなる。どこでバランスを取るかは、簡単には結論が出ない問題です。

「今後の公募結果」をどう見るか

今回の判明が公募制度そのものへの不信感につながらないかも気になるところです。政策立案者の側が「どうせボットが混じっている」と構えれば、真剣に投稿した市民の声も割り引かれてしまうリスクがある。逆に市民の側も「どうせボットに埋もれる」と感じれば参加意欲が削がれる。

使い捨て電子たばこという個別課題を超えて、オンライン公募という民主的インフラの信頼性をどう保つか——今回の件はそこへの問いかけとして読む必要があります。電子たばこに関心がない人でも、「政府への意見を出す」行為の価値が問われている話として受け取っておいて損はないでしょう。

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出典:英政府の意見公募12万件、76%がボット偽回答と判明——電子たばこ規制を狙い打ちか

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